北海道旭川市生まれ。
東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、同大学ピアノ科を首席で卒業、
同大学院修士課程修了。
大学院在学中、明治安田クオリティオブライフ文化財団の奨学金を得て、
ハンガリー国立リスト音楽院に留学。
現在、千葉大学教育学部教授。教科用図書検定調査審議会臨時委員。
1981年第5回ピティナ・ピアノコンペティションE級金賞。
1989年第58回日本音楽コンクール第1位、野村賞、井口賞受賞。
1991年日本ショパン協会147回例会でデビュー。学内にて安宅賞受賞。
1996年ヴァイオリニスト・安井優子氏とのペアで第6回日本室内楽コンクール第3位。
1990年ドイツの電力会社に招かれ、デュッセルドルフ、エッセン、ケルンで演奏会に出演、
留学中にはハンガリーでリサイタルを行う。
国内各地でソロリサイタルを開催するほか”サロンコンサートシリーズ”を開催。
ほくでんファミリーコンサート、大阪・フェスティヴァルホールでの「母の日コンサート」
(朝日新聞社主催)、朝日新聞120周年創刊記念「朝日名曲コンサート」、
第一生命ホールオープニング特別演奏会、キタラホール10周年記念コンサートなどに出演。
東京都中央区の幼稚園、小学校でアウトリーチ活動としてコンサートや授業を行う。
室内楽や歌曲伴奏の活動も数多く、1996年よりこれまでヴァイオリニスト・安井優子氏と「ふたりの音楽会」(9回)と題して東京、横浜、京都でデュオコンサートを企画開催。
2003年より声楽家・谷篤氏の企画する「ひとときの歌」シリーズに出演。
また、朗読とピアノの作品『イノック・アーデン』(R・シュトラウス作曲)や、谷篤氏作詩の詩集「シューマンの情景」とともに『森の情景』(シューマン作曲)を演奏するなど、語りと音楽のピアノ演奏にも取り組む。
これまでに、日本フィルハーモニー交響楽団(小林研一郎指揮)、札幌交響楽団(高関健/西本智実指揮)、大阪シンフォニカー(トーマス・ザンデルリンク指揮)、モーツァルト・ヴィルトゥオーゾ室内管弦楽団(及川光悦指揮)等のオーケストラと共演。
NHK-FM「FMリサイタル」「名曲リサイタル」出演。
音楽之友社より3枚のCDがリリースされており、「クリスマス・ツリー/リスト」をはじめ、
“じつに自然な音楽の流れをもつ、ナイーヴでみずみずしい モーツァルト・・・”(渡邊學爾氏)と
コメントされた「モーツァルト・協奏曲第21番ハ長調 大阪フェスライヴ」盤、さらに「シューベルト/即興曲」が好評を得ている。